「良かったね、天」 「龍?」 「陸君、凄く楽しそうだね?入って来た時は怖そうに怯えていたから・・・」 「やっぱり分かっちゃった?」 「オレの弟達もそんな感じだったからね、どうしても小さい子はそうなっちゃうんだけど」 「陸はあまり他の人との面識がなかったからね・・・病気がちだし、知らない人が怖いんだよね。でも龍や楽なら大丈夫だって信じていたから」 「うん。信じてくれてありがとう。ねぇ、陸君の事もっと教えて?どんなモノが好きなのか、嫌いなのか、注意しないといけない事とかさ」 「そうだな、それを教えて貰わねー限りどうこいつと接して良いのか分からん」 「・・・そうだね、陸の事ちゃんと教えるから聞いて欲しい」ボク達はレッスン室の床に座り(陸はボクの膝の上)陸の事を詳しく話した。そして暫くしてレッスン室からは陸の楽しい笑い声が聞こえて来たとか来ないとか――これからも陸の事宜しくね、楽、龍・・・陸もこらからもみんなと仲良く、楽しく過ごして行こうね?――