カトレア・シュロデレー(C.schroederae)は非常によく知られているわけではない。コロンビアの多くの人達は「よいシュロデレーはトリアネーである」と言っている。実際、捩れたドーサル・セパルからカトレヤ・シュロデレーはコロンビア産カトレヤの中で最もよい存在ではないが、コレクションに望まれるいくつかの他の特徴を持っている。
最初は色であるが、この種は黄色のカトレヤを作り出すために、いまだにある程度使われている。喉は黄色から殆どワイン色であり、これは子孫に遺伝する。一方、ペタルの色は薄紫色から薄桃色であるが、これは子孫に遺伝しない。
開花はこれまた、大量で非常に群生して行われる。これは全体としてみた時非常に魅惑的である小さく凝縮した花茎を与える。私は1花茎に9輪の花をつけた野生の株を見たことがある。リップとペタルの間の色の結合は非常に素晴らしい開花を作る。
カトレヤ・トリアネーを別にすれば、この種は非常に強い芳香を持っている。芳香は鼻に芳しく素晴しく匂う。特に気象条件が暑い時は匂いが漂う。
最もよいものはサンタンダー州(Santander)のマラガ(M?laga)の周辺で発見される。 また、セルレア変種も同じ地区のオイバ(Oiba)やスラータ(Surata)から産出している。通常、カトレヤ・メンデリーはサンタンダー州(Santander)、北サンタンダー州(North Santander)、ボヤカ州の北部(Boyaca)でも発見される。
上手な栽培者は、この種は一般的に育成が難しいので4バルブ以下では株分けすべきでないと言っている。
最近発見された変種の中には、完全に白色でないけれども、それに近いものがいくつかある。標準のものの色合いはペタルやセパルは桃色で、チューブは白色で、リップからチューブ内に黄色の筋が走っており、リップの先端に大きな班点がある。いくつかの変種は色は濃いが、非常に濃いものはいまだ見つかっていない。
セミアルバ変種は小さな班点とリップの先端に大きな紫色の班点をもっていることがよく記述されている。セルレア変種には色の濃いものと明るい色のものがある。コンカラー変種は10年前に数株発見された。それ以降はほんの2種の株が見つけられたに過ぎない。