「オレは、ずっとあの研究所にいて、昔の記憶とかあまりないけど・・・でも天にぃの事何となく覚えてる。天にぃの声とか仕草とか、だから離れたくない。龍にぃや楽にぃも最初怖かったけど今は全然怖くない。皆と離れるのは嫌・・・オレのこの体、力が役に立つのなら・・・だから、オレ、軍に入る。『TRIGGER』に入るよ・・・皆と一緒にいたいから」 俯いていた陸がゆっくりと顔を上げる。その瞳は強い決意が込められていた。先ほどとは違い、その言葉一つ一つが重く、ボク達に反対などさせないと言った意味も込められている様で。 「陸・・・でもそれは」 「もうオレは決めたんだ・・・天にぃみないに強くないし、力だってない・・・でも強くなるから。だから反対なんてしないで、天にぃ。まだ他の人の目とか怖いけど、皆がいてくれるなら平気だから、ね?