デブスとワイズス
服のIPには、デプスとワイズスがあります。
ちょっと用語を解説します。
まずは、服の商品の購入特徴の話をします。
服には型と呼ばれる品揃えの切り口があり、それと連動して、色、サイズ、柄、素材、ディティールと いう切り口があります。
●Depthについて
デプスとは品揃えの奥行きのことです。
奥行きとは、バックヤードまたは、ラック下の在庫を指します。
つまり、棚に置かれている商品の、色違い、サイズ違いなどを店内在庫としてスタンバイ されることをいいます。
デプスは、接客の度合いの高い店、店頭展開数量の少ない店に有効です。
棚には少ない数量、限定された色やサイズだけ出して 、後は言われたら違う色やサイズを持ってくるか、オススメすればよいです。
●Withesについて
ワイズスとは、横の広がりのことで、フェイスを指します。
棚に並んでいる商品の多さを指します。
フェイスが多いとボリューム感が出ますが、アパレルの場合同じ色や柄を並べるということになります。
また、服のバリエーションを見せたい場合は、フェイスごとに色別・柄別・素材別と選択の余地を拡大させます。
ワイズスは、ものの豊富感とバリエーションを表現させるということですね。
●両者の使い方
このデブスとワイズスは、定量という VMDの考え方に基づきます。
型をたくさん見せて選択の余地を上げ、ボリュームを上げて選択する楽しさをお客様に提供するか。
型は限定して少なくして置き、色やサイズも 少なく見せる方法がいいのか。
接客・セルフ、店の高級感や親密感などで尺度が違います。
デブスとワイズス、あなたの店はどんな感じでしょうか。
店格を決めるためにも考えみましょうね。