アイデンティティのデザインを考える上で、多様なコミュニケーション・シーンに対応できるかどうかを検証することは、今日のデザイン・プランニングにおいては必須の作業と考えます。特に今回は二つのエンブレムの関係性が重要だと考えました。提出した資料は多岐にわたる検証作業から厳選した14枚の画像で、動画イメージも不可欠と考え参考資料の一部として提出しています。デザイナーとして最初の設計競技に真摯に参加しましたが、これはただエンブレムのみを決めるという一義的な意味ではなく、組織委員会の中に、きちんと機能するデザイン委員会が組織されていく道程の端緒であると受け止めています。
新たな公募が示されました。参加資格は18歳以上、提出画像は2枚のみ。デザインマラソンのランナーの数は膨れ上がりそうです。それがどんなレースになるかは走ってみなければわかりませんが、2020東京五輪の成功に向けて、気持ちを前へとたてなおします。