⑦死に筋商品
死に筋商品は返品することができないので、各店舗での対応が必要になる。死に筋商品をそのまま廃棄すると、店舗でのロスとなる。廃棄ロスは店の利益を大きく圧迫する。だからといってゴールデンゾーンに死に筋を並べていくと商品の回転の悪い魅力のない店舗になり、店の運営自体に支障がでてくる。そこで、ある程度のスペースを確保し、価格を下げ、処分品であることを示すPOPなどを貼り付け、1つのコーナーを作ると良い。価格を下げると原価を割り、損をすることにもなるだろうが、そのまま廃棄したり、放置するよりはロスを減らすことはできる。その場合、おもいきって価格を下げ、アピールすることが大事である。少しの価格を下げる程度では 誰も魅力は感じてくれない。
⑧陳列力強化策
集中の法則
店内の商品は大きなカテゴリー毎に区切られ陳列されている。そこで、より絞ったカテゴリーで新たに売場を作ると、商品にインパクトが生まれ、販売力を強化することができる。まず、なにか1つのカテゴリーを決め、それに関連した品種・品目の商品を、店内のあちらこちらに散っているものを、売場の一箇所に集中させる。そうすることにより、商品力を最大に引き出すことができる。例えば、人気キャラクターがあるとする。その場合、そのキャラクターものを1つのカテゴリーとして集めることでインパクトが生まれること、また、他の競合店との差別化、競合店よりアイテム数が少なくてもその迫力により、豊富であるように見せることもできる。