かける言葉とは裏腹に九条は陸の腰を揺する行為を止めない。 「……アッ……アッ……」 「しっかり咥えて…とても上手だよ……ねぇ天、キミもそう思うだろう?」 激しく息を継ぐ背中に舌を這わせて宥めながら、九条は天を一瞥した。 「……ッ」 九条の行為は、陸と繋がっている天にもひどい刺激で、堪えていなければ一瞬で達しそうになる。 「天も、いい表情だね、とても綺麗だよ」 歪んだ嗤い声をたてる九条は、二人を煽るのを心底楽しんいる。 天は黙ったまま奪い返すように陸を抱き寄せると、激しく腰を突き挿れた。 「んアッ…て、天にぃ、…ッ…こ、壊れちゃう」 天の胸を弱く押し返しながら、陸が懇願する。 「許しを乞いながら、陸の中からはとてもいやらしい音が零れているよね…」 九条の揶揄を受けて、陸は涙を溢れさせながら頭を左右に振った。 ビクビクと震える陸はもう限界が近い。 背中をしならせる陸を引き戻し、天はその口腔を無理矢理に塞いだ。 くぐもった声をあげ陸が呼吸を乱すと、天は息を継がせてやりながら、熱っぽい眸で見つめた。 「……陸、いくよ…」 「んッ……天にぃ…ッ」 快感から逃れようとする陸を、逃がしては引き摺り戻す行為を何度か繰り返したのち、天は腕の中に封じ込めた陸と一緒に達した。