五輪案は「躍動する地球」「心臓の鼓動」「頂点」をシンボライズしました。二つの「星」は、惑星的な規模の地平線にうかぶ他の天体、太陽と月を暗示すると同時に、超越する個のせめぎ合いを表現しています。赤は躍動と情熱の色であり日本の伝統色です。パラリンピック案は、はじける「歓喜」「共振」「祝祭性」を表現しています。空を翔けめぐり歓喜を伝える「飛天」のイメージです。二つのエンブレムは、赤1色で、影のない三次元の球体として設計しており、かたちにおける独創性の根拠の一角をなします。いずれも手で探し当てた独自の造形です。