あぁ…今日は気分があまり優れない。 緊張してる訳でもない。だけど…体調が優れなくて、顔色が悪かった。 でも、仕事で迷惑は掛けたくなくて、何も無いように振舞った。だけど、その判断が仇となってしまった。 仕事が終わっていたからいいものの…。今日は…オレの大好きな兄の『天にぃ』と同じスタジオにいる。だから…発作で迷惑を掛けたくなかったけど…スタジオを出るまで隠すなんてこと…出来っ子無くて… 「ぅ……はぁ……はぁ……っ…ケホッケホッ…」 最悪なことに誰が見ているか分からない、スタジオへと繋がる廊下で発作を起こしてしまった。周りには誰もいなくて…1人発作の苦しみに耐えていた。オレは楽屋へと戻る途中だった。