私が一番残念だったのは、冒頭、静かな諒平(山田涼介)のナレーションで始まった少年期から高校生時代へ移行し、その後母の萌子(安田成美)のナレーションに切り替わり自宅での諒平の死後からのスタートになったことだ。
原案小説も未読、事前情報もほぼ無しの状態で観るから、いつもドラマがどの時点からスタートし誰の視点で描かれるのかとても気になるし、ドラマとして重要だと思っている。堅苦しい言い方を止めれば、亡くなったところから観たくないってこと。もちろん、私の好みの問題だが…
演出は『車イスで僕は空を飛ぶ』『生きてるだけで なんくるないさ』も担当している佐久間紀佳氏でこちらもうーんって感じ。ただ、演出は難しいと思われるサッカーをきちんとドラマの中で描いたことは評価したい。