顎に手をやり言った天。 フッと思ったことがあった、僕が今こうして陸の過去を見られたのだったら陸も、もしかして自殺した両親の過去を見たのではと。 チラッと玲音を見るのと、玲音は天が考えていることが分かったのかニコッと笑った。玲「流石です。因みに七瀬陸さんも両親の刻見ましたよ」天「そうなの?それだったら何で僕には両親の刻が見れなかったの??」天は疑問に思った事を玲音に聞いてみた。すると、玲音はニコリと微笑み答えたくれた。玲「それはあなたが戸籍上家族ではないので見せられないのです」天「た、確かにそうだけど……」玲音ズバッと本当の事言われてしまって内心天の心はチクッと傷んだ。 玲音は中々食えない人??だ、陸みたいに素直そうで可愛い容姿をしているのに、陸は人が傷つけるみたいな言動は言わない。人を見た目で判断してはいけないとはこの事なのか。玲「そうでした、両親の刻を見ている七瀬陸さんの刻は見れないのでご了承ください」玲音は言ったことは天は頷いた。