天の質問に、陸は兄に抱きついたまま、うんうんと唸る。 同じ苗字が嬉しい気もするし、七瀬のままの方が天にぃっぽい気がする。 悩みに悩む内容は、陸自身が気づかぬ内に声に出ていて、天と楽と龍は思わず笑みを深めた。「うーん……やっぱり、父さんと母さんが、2人とも名前変えちゃったら寂しいだろうから、七瀬のままが、良いかな?」 「わかった。陸がその方が良いなら、それで良いよ」 「んじゃ、決まりな。これからよろしく、七瀬天」 「あっちの2人には、後で言えば良いよね。それじゃ、よろしくね、天くん」 「こちらこそ、よろしく。あと、呼び捨てで良いよ」 「そう?じゃあ、俺たちも呼び捨てにしてね?」 「うん」 「え?オレも呼び捨ての方が良い?」 「いや、陸はそのままで」 「何で?」 「「「 可愛いから 」」」 「ぇえ⁈」