①山田涼介、生田斗真の新境地。 殺意に満ちた目と、おびえるたたずまいに若い役者の進化を感じる。
いきなりド派手にやってくれるのが、山田涼介。 彼はまだまだ若いと思っていましたが、もう22歳にもなるんですね。
俳優としてちゃくちゃくと成長しているように思いました。
特に今回の役柄ははまり役のように思われ、怒り狂った殺し屋の目はまさに本物!!
アクションもさらりとこなし、ざくざくと人を殺していきます。 狂ったように返り血を浴びまくる蝉は、ダークナイトの「ジョーカー(ヒース・レジャー)」を思わせるところがある言ったら言い過ぎでしょうか? それくらい彼の目力は底知れないものがありました。
そして、今まで数々の「イケメン」を演じてきた生田斗真。天才テレビ君時代から大好きだった彼ですが(笑)、今回は、冷や汗どっぷり、常に同様しっぱなしの鈴木という役を演じています。 やっぱり彼はうまいですね。眼鏡の上げ方ひとつにもこだわりが見えますし、姿勢や歩幅にも彼なりの「緊張感」を醸し出していました。しかしでもまぁ、顔は「イケメン」。今回の作品は、蝉と鯨のインパクトが強いので、生田斗真でなくてもよかったような気もします。