風が強くて電車が止まったため、三玖と四葉はカラオケルームに入り朝まで過ごすことにするドリンクバーの前で四葉が飲み物どうする?と聞くと三玖は「四葉と同じの」部屋に入り、私たちだけでカラオケ来るの初めてだねーと四葉が雑談を振っていると三玖は「冗談だから 私が四葉になり変わるってのは冗談 私は四葉の真似はできても四葉にはなれない このジュースは私には甘すぎる」と言ってリボンを取り外したそして切り替えるようにパンッと手を叩いて「せっかくだし歌おう」と提案する三玖(持ち歌0だけど…)と思いつつ選曲していると「ラブ☆バケーション」という二乃がいつも聴いていた曲があることに気づき (これなら歌える 二乃も意外と役に立つ)とタブレットをタッチするが 四葉が選んだ曲も同じだった 先に三玖が歌う三玖(なんてこった…この流れ 本気で横取りしようとしてるみたい…)三玖の採点結果「87点」カラオケルームで一夜を過ごし なんやかんやで四葉と三玖のわだかまりは解ける四葉は歌い続けたことにより枯れた声で「私…皆に会いたい」と言う三玖はその横で微笑みながら一緒に海辺の道路を歩き過去のフータローとの思い出を想い起こしながらポケットからリボンを取り出し海に向かって投げ放つリボンは青空に向かって高く舞い上がり「行こう 四葉」と声をかけ再び歩きだした三玖(私は四葉になれなかったけど 四葉だって私にはなれない ようやくそう思えるほどに…私は私を好きになれたんだ)