小手先のディスプレイテクニック
今日は、ディスプレイを上手にするテクニックをいくつかお教えします。
ザッと言うと、つなぎ、浮かし、立ち、はずし、敷き、などです。
身内では、小手先のディスプレイテクニックと言っていて細かい技を使って、美しいディスプレイをつくります。
つなぎとは、トランジションのことで、ディスプレイの塊同士をつなぐ技です。
ガーランドやオーナメントを使います。
ガーランドとは、ツタやロープのことで、くねくねディスプレイとディスプレイの間をつなげて、ディスプレイを一体化することです。
オーナメントは、細かい貝殻や石、ビー玉のことですので、これらをディスプレイとディスプレイの間に散らすことにより、ディスプレイ全体に統一感をつけます。
次は、立ちです。
スタンディングと言って、商品を立てることをいいます。
箱物は立たせた方が、パッケージの顔がよく見えます。
立たせることによって見やすくし、空間を取るので、ディスプレイが立体的に見えます。
次は、はずし。
これは、ギャッピングと言って、二つ以上ある展示商品の面をずらすことです。
ずれていない状態だと、空間に商品が収まり過ぎていて、人工的に見えてしまいます。それを防ぐことができます。
次は、浮かしです。
フローティングと言って、展示商品を浮かします、積み木を使います。
3cm角位の積み木を商品の下に滑り込ませて、少し浮かして影をつけます。
ディスプレイが立体的に見えます。
次は敷き、です。
ドレーピングといい、敷き紙や敷き布を使います。
ただ、展示商品の下に紙や布を敷くと、ランチョンマットになってしまいます。
そこで、端をたるませたり、垂らしたりして変化をつけます。
また、敷き紙や布をダブルで敷いたり、丸と四角を合わせたりと、重ねのバリエーションを使うと、重みが出ます。
次は、寄せです。
これは、タイトといい、展示物同士を寄せることにより、ディスプレイの塊をつくります。
ディスプレイにメリハリが効いてしまります。
展示商品を2割くらい重ねます。
バッグ売場では、定番のディスプレイ技です。
周りに空間を作ることにより、展示商品そのものを引き立たせます。
次は、整列です。
グリッドといいます。
陳列のように、展示商品の縦横を合わせます。
すると、テーブルや棚の端のラインに並行か垂直に展示商品がならびますので、ディスプレイが整然と見えます。
わかりましたでしょうか。
寄せ、はずし、立ち、敷き、浮かせ、 いろいろな技がディスプレイにはありますので、キチンとマスターして、きれいで品のいいディスプレイを作りましょう。(^ ^)