あの日陸に言われた言葉が耳から離れない。 ゼロアリーナで、目指していたあの場所で聞いた弟の言葉。 目の前が真っ暗になって、でもその言葉を口にした本人が1番辛そうな顔をしていたから、必死に自分を立て直した。 その言葉を受けるだけのことを自分はしてきてから当然の報いなんだと。…………………。だめだ….今日はもう考えるのはやめよう。 こんな想いに囚われるなんて…この季節のせいだろうか……大丈夫。 僕は大丈夫… 完璧な存在としていないといけない。 明日もまたTRIGGERの九条天を求める場所に僕は立つ。手洗いうがいをして、お風呂に入って… スキンケアと……食欲はわからないからサプリも取っておこう…… あと少し…頑張らないと……あと少し……もう少しだけ…………「天にぃ!」身体を起こすことはできず、代わりに、沈んでいく思考に遮られ、聞こえるはずのない声が聞こえた。 自分を呼ぶ、愛しい弟の声が………。