5)がん原性試験
(1)マウス(ICR 系、雌雄各 60 例/群、0、100、250、500 又は 1000mg/kg/日)
を用いた 104 週間反復経口投与によるがん原性試験を実施した。1000mg/kg/
日(ヒト曝露量の 199 倍)群の雌で乳腺腺癌の発生例数が増加し、
250mg/kg/日(ヒト曝露量の 56 倍)以上の群の雄及び 1000mg/kg/日の雌で
血管肉腫の発生例数が増加した。100mg/kg/日群の雄(ヒト曝露量の 21 倍)
及び 500mg/kg/日群の雌(ヒト曝露量の 79 倍)では、腫瘍発生頻度の増加
は認められなかった。