「陸、今日は最後のリハだね、午後2時からリハ開始だからその前に少し練習をしよう?」「うん!オレ結構頑張ったから絶対成功させたいんだ…ふふ、楽しみだな」「そうだね、絶対成功するよ。いや絶対成功させなきゃいけない」天は陸の身支度が終わるのをまっていた。陸はパタパタとそこら中を歩き回り荷物をカバンに詰めたり髪の毛を直したり忙しそうに準備をする。天は朝日が優しく射しているこの部屋を見渡すと深呼吸をして、また陸に目を映した。陸の荷支度が終わると双子は病院を後に、ゼロアリーナへと向かったのだった。タクシーを降りた陸はうーんっと腕を伸ばす。「っ!着いたぁー!!!」「陸っ、ちょっと、はしゃぎすぎ」「うへへ、ゴメンなさい!でもこの日がとっても楽しみだった…本番は明日だけどリハも頑張るぞ!!!」「ふふ、分かった分かった」