2つ目は「自分と異なる考え」を持つ人との議論の大切さです。ネット上では、1つの話題に対して賛成、反対とさまざまな意見があるとき、「賛否両論がある」というひと言で片づけがちです。しかし、そこで終わりにせずに、「双方の立場の根拠はどこにあるのか?」、「折衷案や妥協点はないのか?」、「どちらかを優先すべきか?」といった点まで考え抜くことは、組織の中で仕事をするうえでも大事です。たとえば、若手が上司や先輩と意見が食い違うことがあるかもしれません。その際、上司や先輩は「それは違うな」、「そうじゃないな」と一蹴せずに、食い違うことを歓迎してお互いの考えについて議論するようにします。