最近の傾向としてこれまでの外食経営理論では考えられない利益構造改革を打ち出している類似的イノベーション思想を利用した飲食企業がある。つまり例を挙げるならば、飲食業界の既成概念を崩し成功を勝ちとり飛ぶ鳥を落とす勢いを見せる「俺のフレンチ」だ。
この「俺流経営」とは、まさにこれまでの「一般価格と付加価値の関係」を大常識を大胆に打ち破ったところに活路を見いだしたイノベーション手法の一つがあることだ。
勿論これまでも低価格、高付加価値というお値打ち感を刺激し成功している店は多々あることだろう。
ただその付加価値のインパクトはこれまでにないほどに驚くほどに非常にびっくりするほどの衝撃的であることにあるだろう。その内容はごく単純なものである(経営構造の変革)ものの、その付加価値の高さがけた違いであることだ。原価率は優に70%、100%との料理もある等々原理原則では実践できないスタイルを現実化したことに、成功繁盛を生み出したポイントがあることだ。
勿論、飲食経営の基本的を逸脱した理論には落とし穴があると(その成功を妬むかのように)揶揄する人も多々あるものの、勝てば官軍という言葉(何事も強い者や最終的に勝ったものが正義とされることのたとえ)の如く、現在俺シリーズの業種・業態の飲食店を次々と発信していることにある。その成功に対しての評価はマチマチであり、いまは横目でその状況や戦略の是非を計っているかのようだ。