鈴奈は布ナプキンをテーブルの上に置きながら、笑い悶える神來を眺める。「おねがっあはははははっ!お願いしますうぅーーっふふふふふふふ!とめっとめてえぇへへへへへへへ!!」「どうして?」「あっははははは!弱いんですっははは!脇腹っ弱いんですうぅーーっふふふふはははははははは!!」「そんなの知ってるわよ、昨日あれだけくすぐったんだから」「くすぐったいぃーっひひひひ!くすぐったいんですぅっふふふふふ!あぁーーっはっはっはっはっはっはっはっ!!」 神來は笑い悶える中、必死に鈴奈に訴えかける。鈴奈はそれを満足そうに眺めながら、適当に返答しながら流す。「おねがいですっふふふふふっとめてっ!止めてくださいぃっぁあああーーっははははははははは!!」 拘束された状態で弱点をくすぐられる刺激に耐えられるわけがなく、神來はその感覚を受け入れられず、ただただ笑い悶える。くすぐったさを紛らわすように頭を左右に振るが、髪がボサボサになるだけで、何も変わらなかった。(くすぐったい!くすぐったいぃ!!) 頭の中はくすぐったいという思考しか残っておらず、神來は必死に拘束されたベルトを引きちぎろうと暴れる。しかし、そんなことが出来るはずもなく、ただ惨めにギシギシと音を鳴らすだけだった。「本当に良い反応ね、数珠さん。今日もたくさん楽しいことしましょうね」 笑い悶える神來を眺めながら、鈴奈はうっとりと呟いた。