「ございません」は「ありません」や「無い」を丁寧語にした敬語表現です。「ありません」も「ます」の否定形という意味では丁寧語の一種ですが、「ございません」と比べると少々つっけんどんな印象をもたれることが多いです。「トイレはありますか」と聞かれたときに「すみませんが、ありません」と答えると、相手を軽んじていると受け取られかねませんが、「申し訳ございませんが、こちらにはございません」と答えると、グッと印象が良くなります。そのため、ビジネスシーンでは基本的に「ありません」ではなく「ございません」を使うよう心がけた方が良いでしょう。「無い」の最もフォーマルな敬語として「ございません」を使いこなすことができれば、一流ビジネスマンの風格が漂うはずです。