「はい、一織」 「二階堂さんと八乙女さんは確か同い年だったかと思うんですが、それも誕生日順なんですか?」 「良い質問だ。その場合は双子設定という事で上下関係なしでOKだ。でも、お互いファーストネームで呼び捨てな」 「「マジか」」 「マジだ、諦めろ」一織と環が同じグループだった場合もそうなってたなと続けた三月の言葉に、陸はこてんと首を傾げる。「…オレ双子だけど、天にぃの事呼び捨てで呼んだ事ないなぁ」不思議そうな陸の言葉に、天はクスッと微笑んだ。「陸はボクの事、お兄ちゃんって呼びたくないの?」 「ええっ⁉︎そんな事あるわけないよ!」 「良かった。陸に嫌って言われたらボク凄く落ち込むところだった」 「…天にぃは、オレのお兄ちゃんでしょ」 「そうだね、陸はボクの大切な弟だもんね」むう、と拗ねる陸と蕩けそうな笑みを浮かべる天に、三月がストップをかける。「はいはい、そこの双子!イチャつくならまた後でなーっと、んじゃ、とりあえずそれぞれ呼び方決めと練習タイムいってみましょう!」そう言ってから、一旦三月もBグループへと混ざる。