「…何?朝っぱらから…」 目覚ましがなる時間より前にラビチャの着信音がして目を覚ます。 スマホを取ってチャット画面を開く。送り主は和泉一織だった。 何の用だと思いながら文面に目を通す。 そこに書かれていることに驚き急いで着替えるとアイドリッシュセブンの寮に向かった。 「早かったですね」 出迎えた和泉一織が開口一番そう言った。 「陸は?」 「少し咳が出ていますが発作は抑えられています」 「そう…お邪魔するよ」 和泉一織の横を通り抜け陸の部屋へ向かう。 「げほっ…」 「陸」 声をかけると陸は驚いたように目を見開いた。 「天…にぃ?」