ベルトには鎖が繋がっていて左右の腕はそれぞれ左右のベッドの脚に繋がっている。常に両手を頭上に固定されていて、同様に両足首にも同様にベルトで拘束している。ベッドから降りることも起き上がることさえ出来ない。 それでも逃げようと必死になっている姿に僕は健気だね、と笑みを浮かばせてしまう。 そっとベッドサイドに腰を下ろせば僕の気配に気づいて動きを止めてしまう。 「っ……おねがいします、もう……外してください」 そう目隠しをした陸が僕に弱弱しく訴える。僕は返事をする代わりにシャツ越しに陸の胸元を撫でる。 「……ん、っフ……ゥ」 たったそれだけのことなのに陸の唇からは甘い声が零れ、ぴくん、ぴくんと身体が小刻みに震えだす。 僕はそのまま何度も指先を往復させ徐々に膨らみだした胸の先を爪で引っ掻いてみれば陸の身体は大きくビクついた。 「やめ……っも、こんなの、やめて」 そういいながら陸の身体は僕の手に明らかに反応し、そして感じ始めていた。その証拠にハーフパンツ越しでも一目で分かるほど陸のものが膨らんでいる。 苦しいよね。今、楽にしてあげる。 革の手袋を嵌めそこにローションを垂らす。もう片方の手で陸のハーフパンツを下着ごと膝まで下げて膨らむそれを優しく包むように手のひらに納める。 「やっ!触っちゃ、や、ぁ……っ!」 ゆっくりと上下に手を動かせば嫌々と言いながらも陸は僕の手に押し付けるように腰を揺らし声を艶めかせていく。 「あゥ……ッ!ひ、ァ……っあ、あぁ」 先っぽの窪みをくにゅくにゅと弄ってあげると気持ちがいいのが先走りが溢れてくる。 固く反り返るそれを執拗に扱いてあげながら空いていたもう片方の指で陸の先走りを掬い上げて双丘の奥、ヒクつく穴を撫でてあげてから飲み込ませていく。 「ひぃ――!イ、っあ゛……ア、アアアッ!!」 陸の秘穴は受け入れることを覚えてしまったのですんなりと僕の指を飲み込んでいった。一本、二本と指の数を増やし優しく抜き差しを繰り返す。陸は美味しそうに僕の指を飲み込んで指の腹で陸の大好きなところを刺激してあげれば陸は髪を振り乱しで嬌声をあげる。 「イッ……ちゃ、でちゃう、ダメ、っも……あ、イ――……ッ!!」 ビュ、ビュビュ……と勢いよく白濁としたものを飛ばし達した陸。 小刻みにビクビクと痙攣を繰り返し、上下する胸元には白濁が飛び散っている。 僕は手についたそれを口元へ運び舐めとる。美味しいはずなんてないのに僕にはとても甘美に感じた。 余韻に浸る僕に対して陸の目元は目隠しをも濡らし、肩を震わせ声を殺しながら泣いていた。 そしてうわ言のように呟く。 「っ……に、ぃ……天、にぃ……たすけて、たすけて……天にぃ……」