熱い。キツく布を握ると整えたばかりのシーツにシワが出来る。ああ、どうしよう。と考えていると唇を奪われた。深いキスを交わすと天の掌があらゆる場所に触れていく。着ていたメイド服は、すっかり脱がされベッドの下に転がっている。汚さないようにと、天が先に脱がせてくれたのだ。 「…あっ、いやっ」胸の先を舐められると思わずそんな声が漏れる。天は、そのまま口に含むと舌で器用に転がして、ちゅっと強く擦った。空いた手で片方の胸をやんわり揉むように触れると、一番敏感な場所を指でつまむ。天に強く攻め立てられると陸の身体は敏感に反応した。お腹の下辺りが熱を帯びて、きゅうきゅうと締め付ける。「…天にぃっ、…」目の前に天を薄っすらと見ると欲を孕んだ瞳で、陸の胸に吸い付いている。その姿が、背徳的で陸は惚けた顔で見ていた。陸にとっては全てが初めての事で、天のされるがままだ。「ここどうしたの?火傷してる」天は、赤くなった場所にキスを落とした。いつ出来たのだろうと考えると、あの時だと気付く。やはり、火花が飛んでいたのだ。よく見れば陸の小さな掌や腕は擦り傷だらけであった。天の白く綺麗な手とは違う。陸は、羞恥に顔を背けた。