「ぴゃっ⁈」 「何その可愛い反応」 「かっ可愛くないし!」 「その意見は、却下。で、何してるの?」 「そ、それは……」 「言えないの?」 「うぅ…」 客人は、ふわりと笑顔を浮かべながら、斜め下方に手を伸ばす。 その手を取って、行方不明になったセンターがソファーの陰から姿を現した。 客人が、陸の身体に付いた汚れをパンパンと叩く。「もう……こんなに埃を付けて…。発作が出たらどうするの?」 「ご、ごめんなさい…」 「そんなに可愛く謝ってもダメ。苦しい思いをするのは陸なんだし、そんな陸を見るのは、ボクはイヤ」 「ぅ…」