大和、楽、三月、ナギ、壮五、一織、環が合流して病院に着いた時には、もうとっくに番組は終わっていた。 面会時間の終わった病院に特別に通してもらい、速足でシンとした廊下を歩く。耐えきれずに走り出したのは、一織だった。 病室の前には龍之介と紡、万理、そして一足早く到着した百と千の姿があった。 「みなさん!よかった……!無事で……!」 彼らの姿を見るなり、紡は泣き崩れた。 「ごめんね、マネージャー。間に合わなくて……」 「いいえ……無事で帰ってきてくださっただけで……みなさんに何かあったら、私……!」「七瀬さんは!?」 縋るように聞く一織を万理が受け止める。 「落ち着いて、一織くん。今は安定しているよ。……九条くんが看てる」 龍之介は険しい顔で長椅子に腰かけ、俯いている。楽が気遣うように声を掛けた。 「龍、大丈夫か?」 「……あと5分遅ければ、陸くんは助からなかった」