ボクと彼女は小さな時からずっと一緒で、お互いのことが大好きでした。
受験の時、二人で目指したこの学園に合格した時は、お互い嬉しくって泣きながら喜んだりもしました。
二人して合格したこの学園が急に合併や運営組織の移行などで
新しい体系に再編され、新しい学園として生まれ変わるときまった時、
ボクと彼女もこの学園と一緒に、新しい人間として生まれ変わり、
そして新たな門出を迎え、いままでの過去に囚われぬ新しく未来へ向かう人生を送るようにと教育を受け始めました。
ボクたちふたりはそれぞれが新しい人間となり、
ふたりともお互いが誰かも知らない、誰かもわからない、そんな他人として過ごすようになると決められ、
それが悲しくて泣いたりもしました。
でもどうすることも出来ず、ボクも彼女も新しい別の人間として生まれ変わることになりました。
そして新しい人生を送りはじめ、お互いまったくの別人となり、もう出会うことなど無いはずだったボクと彼女、
それでもボク達はまた再び新しく出会いなおしました。ボクと彼女、ふたりは運命で結ばれていたとしか思えません。
もう思い出の中の彼女がどんな顔をしていたか、どんな体をしていたか、
それになんて名前をしていたかなんて思い出せないけれども
今ここにいる、生まれ変わった彼女は昔と比べ物にならないくらい、とても素敵です。
ボクは誰よりも彼女を愛しているし、彼女も負けないくらいボクのことを愛してくれています。
他の男と寝ているときでも、たとえそれが大人数での行為やドラッグなどを使用して盛り上がっている場であったとしても、
彼女はボクが呼べばそれを切り上げてボクの元に駆けつけてくれます。
そしてボクの言う事なら何でも聞いてくれます。それこそどんなこともです。
ボクがどんなことをしてもただひたすらに喜んでくれる、そんな彼女を見るたびに、
ボクは本当に愛されていると感じてとても幸せです。
彼女を教育してくださった皆様、そしてボクに彼女の魅力を教えてくださった皆様に感謝です。
なぜ昔のボク達二人はこんな素敵な教育を受けいれられず、それを拒んで泣いていたのでしょう。
今思うと理解できません。もう本当にバカだったとしか思えなくて恥ずかしい限りです。
ああそんな昔の恥ずかしい記憶なんて、今にでも無くすことができればいいのに・・・
とかラブラブイチャイチャカップルとして人生過ごせてたら良いのにとかそんな妄想