「こんな物もあるのですよ」 俺はシャングリ・ラから、向こうが透けて見えるピンクのセクシー系の寢間著を取り寄せた。 だが俺が広げた物を見たマロウさんが目を覆う。「おお、なんと破廉恥な……」「まぁ!」 父親の表情に対して、プリムラさんの目がキラキラと輝く。「これぞ! ──という意中の男性の前で、これを著ればどんな堅物もイチコロという──」 そう言いかけたのだが、マロウさんの表情を見て、それを引っ込めた。「申し訳御座いません。 悪ふざけが過ぎたようです」「ああ……」 アイテムBOXへ仕舞った透け透けに、プリムラさんが殘念そうな表情を見せて手を伸ばす。 少々気まずい雰囲気が漂う中、ドアが開いてメイドさんが沢山の帳簿を持ってやって來た。このメイドさんは、俺の露店から洗濯バサミと銀細工を買った女性だ。