自慢するように胸を張りながら言う。彼女の近くにいるミカヅキもどうだと言わんばかりにドヤ顔をしている。
「そのときシャモエちゃんもよんだのにいやだっていったけどね~」
「ふぇぇぇぇぇっ! そ、そんなお、お、男の方と一緒にお風呂なんてハードル高過ぎですぅ!」
シャモエはミカヅキの言葉でリリィンよりも顔を真っ赤にしながら両手で顔を押さえブンブンと頭を振っている。
「アハハ、ニッキさんとミカヅキさんはヒイロさんと仲がいいんですね」
微笑ましそうにクゼルはそう言うが、何かに気づいように小さく「ひっ!」と声を漏らす。何故なら彼の目に映っているリリィンから黒いオーラが噴出していたからだ。