前回の新規ジャニヲタ誕生表と比較したいところだが、今回気を付けなければならない点は、アンケートで「直近の担降り」のみを聞いている点である。そのため、全体的に近年に数値が偏っている。また若い世代にも数値が偏っている。もしかしたらもっと昔に上の世代への担降りをしていたかもしれないが、アンケートでは一番最近の担降りの話しか聞いていない為、前回ほど年代と人気の関係性を読むのが難しい。それでもここ数年の若い世代(Hey!Say!JUMP、Sexy Zone、ジャニーズWEST)の数値が大きいことは、若い後輩タレントへ降りていく「担降り」の性質を表していると言える。また表中で最も大きな数値になっているのが、今年2015年の「ジャニーズJr.」の枠になるが、こちらは「ジャニーズJr.」自体の人数が多いという理由も挙げられるし、また「ジャニーズJr.」が「担降り」の終着点(ジャニーズJr.より下は選択できない)という性質を持っていることも理由に挙げられる。また少数派に注目するとすれば、「KAT-TUNに降りた人の数が少ない」というところに目が付くかと思うが、この理由はKAT-TUN担がこういったアンケートにあまり積極的に参加しないからなのか、本当にKAT-TUNに降りた人は少なくて新規ジャニヲタだけでKAT-TUNのファンが成り立っているからなのかは分からない。個人的には前者だと予測している。
さて、グループ単位での表を作ったものの、今回は個人単位で回答をして貰っているので、個人別人数を見ていきたい。「ジャニヲタは、誰へ、担降りしているのか」、は言い換えれば、「ジャニヲタがより担降りしてくるタレントは誰なのか」「他のファンだったジャニヲタを奪うのが上手いタレントは誰なのか」というところだろうか。「一般人が好きなジャニーズタレント」と「ジャニヲタが好きなジャニーズタレント」は、微妙に異なる。今回は後者の「ジャニヲタが好きなジャニーズタレント」を探ることになる。それではジャニヲタ5,000人が降りた先は一体何処なのか。個人単位の集計結果がこちら。
(※赤く塗りつぶされている箇所は、その年一番担降りしている人が多いタレント。2011年~2015年はそのベスト5を赤く塗りつぶしている。)