左表は、商品の販売実績表です。顧客の商品利用の結果を示すものです。この表から、ABCランキング(販売数量、金額、利益貢献度)が簡単に導き出せます。販売数千人当り・売上高千人当りは、商品力を分析する際に活用します。絶対数(販売実績個数、金額)で比較しても、季節変動があるために、比較対象にはなりません。A商品の販売実績数が、6月は40,000個、7月は50,000個でも、6月の客数は5000人、7月の客数は8000人だとしたら、千人当りの売上個数は、6月は8個、7月6,25個となり、A商品の商品力は6月の方が高いことが解ります。このように任意の客数(飲食店などの場合は、一日の来店客数・・・1,000人でも300人でも任意の客数、卸売業などは、月次の任意の取引口座数10,000軒当りでも可)当りに換算して比較します。こうすることで、顧客1000人当りが商品をどのように利用したかが明確になり、商品力を分析する上で重要なポイントとなります。商品力とは顧客の支持の結果であり、商品力を分析することは、顧客の利用動機分析をすることにほかなりません。