そこでどんな会話がなされたのか、物語の結末はあなたたちだけが知っていることでしょう。 こうして事件は幕を閉じる。 取り調べ調書には多くの懐疑的な内容がふくまれたが、事件を証明する物証は何一つ残っておらず、 信憑性に欠けた記録のみが綴つづられ、残された。 俺と君が見ている景色が一緒なんてことがあるだろうか。 真実が必ず一つだけ、なんてことが―――あるだろうか? ここに至って誰かに理解されるなんて奇跡が、もし起こったとするならば、俺はそれを素直に “うれしい” とそう思う。 この物語はフィクションです。劇中の人物、事件、真実が一つとは限りません