「ちょっと、僕も光合成したくなったのさ。」「・・・ちょっと。」「おっと、すまない。さてと、じゃあ、僕は行くよ。あ、彼女に僕のこと聞かれても秘密にしておいてくれるかい?」「そうね、考えておくわ」「よろしく頼むよ。あー・・・そうだ、また、ここに来ても良いかい?」「もちろん。別にここは私の場所ではないわ」「ありがとう。じゃあ、また!」「ええ。」フィエロが、またここに来る。そう考えると、学校唯一の落ち着く場所が、少しだけ、居心地の悪い場所になってしまった気がした。しかし、グリンダには悪いが、どこかで楽しみでもあった。エルファバは部屋に戻ろうと足元の本を拾い、大きく延びをした。すると、遠くにいるグリンダと目があった。大声で、エルファバの名前を呼んでいる。エルファバは、手を降りながらカワイイ笑顔でこちらに向かってくるグリンダに、どう言い訳をしようか考えながら手を振り返した。