「さがみロボット産業特区」の重点プロジェクトの一つに位置付けられている、足首のまひのリハビリを支援する器具「パワーアシストレッグ」がこのほど商品化された。
介護ロボットの研究開発・製造・販売を手掛ける「エルエーピー」(厚木市)が開発した。空気圧を利用して空気袋を伸縮させることで、足首の関節を曲げたり伸ばしたりする運動を助ける。
開発に当たっては、県産業技術センターの「生活支援ロボットデザイン支援事業」を活用。専門家にアドバイスを受けて商品デザインを決めるとともに、県立七沢リハビリテーション病院脳血管センターなどの協力を得て、使いやすさを追求した。
同特区は、生活支援ロボットの実用化・普及を目指している。早期に実証実験ができ、生活に大きなインパクトを与えることが期待される事業を重点プロジェクトに位置付けている。
パワーアシストレッグは基本的に有償で貸し出す。器具本体とそれを動かす制御ボックスのセットで月2万3千円(税別)。問い合わせは、同社電話046(204)9343。