グッと大和の腕に力いっぱいしがみつきながら、陸が泣き始める。 ダメだ。このままではますます発作が酷くなる。「リク、とにかく今は落ち着けって・・・」 「いらないなら、・・・いらないなら、いっそ死なせてよ!!」 「リク!?お前、何言って・・・!!!」 「もう消えたい・・・!!もう・・・いっそ・・・俺なんか・・・げほっ!!げほっごほっ」 「リク・・・」それは、陸の心からの悲鳴。 そこまで追い詰められていたのかと大和の顔が苦痛に歪んだ時、「陸!!!!!」 声を聞きつけたのだろう。 天が、室内に飛び込んできた―――・・・