家に帰ると日菜が「おねーちゃん!がんばってね!」と玄関の扉を開けた瞬間に駆け寄ってきた。いつもはお帰り~と言いながらなので不思議に思っていると、「リサちーから聞いたよ!だからおねーちゃん最近るるるるん♪って感じだったんだね!」どうやら今井さんが伝えたらしい。納得しながらも日菜にいえなかった理由を伝えた。「あなたが寂しがるのが分かっていたからよ」すると日菜は「確かに少し寂しいけど、それ以上におねーちゃんがちゃんと青春しているほうが嬉しいな~」と曇りのない笑顔で返してきた。絶対に口外しないことを約束させ、私は1日を振り返った。