サインとPOPの違いを学ぼう
よくサインとPOPのトーン&マナーが混同している売場をよく見かけます。
サインとPOPのデザインがきちっと区別されていないと、しばしば売場にまとまりがつきません。
今日は、そこを探っていきましょう。
サインとは、売場の分類を明確にした記号・・・と定義します。
分類とは、大分類、中分類、小分類・・・とあり、それぞれのまとまりに
「区分名」をつけることによって、お客様は容易に商品を探し当てることができます。
例えば、デジカメ売場だと、
大分類・・・コンパクトデジカメ・一眼デジカメ
中分類・・・100万画素、200万画素、300万画素
小分類・・・ソニー、パナソニック、ニコン、オリンパス
というようになり、それぞれにサインがつきます。
これはお客様の選択の購買優先順序に沿って売場につく誘導サインです。
この場合、全サインのトーン&マナーは統一します。
さて、下記のフレーズ見てみましょう。
「女性でも手軽に写せる!!コンパクトデジカメ」
「プロの写真家もビックリ。超簡単一眼レフ」
これは、POPのように見えますね。
でもサインなのです。くわしく言うと分類サインです。
「女性でも手軽に写せる!!コンパクトデジカメ」
という商品グループ、 プロの写真家もビックリ。
超簡単一眼レフ」という商品グループなのです。
これを上掲のデジカメ売場の区分に再び分けると
大分類 ・・・コンパクトデジカメ・一眼デジカメ
中分類(コンパクトデジカメ)・・・
「女性でも手軽に写せる!!コンパクトデジカメ」
「色の再現が美しいコンパクトデジカメ」
「1万円以下のコンパクトデジカメ」
小分類・・・ソニー、パナソニック、ニコン、オリンパス
というようになり、それぞれがサインといえます。
もし「女性でも手軽に写せる!!コンパクトデジカメ」
「色の再現が美しいコンパクトデジカメ」などが、POPのような 位置、サイズ、デザインで掲げられていると、少々売場の区分がわかりにくくなります。
売場のデザインとは、サインとPOPをどうデザインしていくか・・・でお客様に与える印象が違うのです。
サインはサイン、POPはPOPのトーン&マナーでデザインを 区別しましょう。