ほとんどの日本人がハチの物語を知ってるだろう。
東京帝国大学農学部の上野英三郎教授に飼われていたハチは、上野教授が亡くなった後も、渋谷駅前で主人の帰りを待ち続けた忠犬として有名になった。
JR渋谷駅には"ハチ公口"があって、駅前広場には改札口を向いたハチの銅像が置かれている。
いつでも多くの人で賑わうハチ公銅像前だけど、携帯電話が普及する前は、待ち合わせの定番スポットだった。
大混雑ですぐ近くにいるはずの相手を探すのが難しかったね。
数年前にはハリウッドでリメイクされた映画が公開されて話題になった。
人と犬の絆は洋の東西を問わずに共感を呼ぶということだろう。
ハチが渋谷駅前に通ったのは、主人の姿を求めたのではなく、屋台から貰う餌が目当てだったという"美談否定説"もあるが、犬好きの私はそう思わない。