「この台詞に命を懸けている」とまで仰っていました。
「泣きそうになるけど、涙は必死でこらえてる。涙を流すとこの言葉は軽くなってしまうので」という言葉に、笹峯さんも全面的に同意されていました。
作品中よくよく見ると、柚子と隆は価値観という点では全然合わないんですよね。
柚子が求めている(きゅんとくる)幸せは、実のところ隆は全面的に否定しているんです。
正平が奥様に贈った贈り物に、柚子は共感したけれど、隆は「自分ならもっといいものを贈る」と言っていますが、柚子はその意見には同意していない。
「幸せって実はそんなものかもしれないよ」とそっけなくでも本心を伝えているけど、実は隆には伝わっていない。