破瓜の痛みさえ掻き消す腹の中の苦しみに、アナは悶絶して全身を痙攣させた。
そこへ吸血蠕虫のオスカーが背中の方から腹側へと顔を出して来た。
すべすべの無垢な肌の上を這ってきたオスカーは、おもむろに中央の窪みに頭を捻じ込んだ。
「いぎゃあぁぁっ!! おへぞおぉぉぉっ!! やだああぁっ!! おへぞグリグリするなああぁぁっ!! ひぎいいぃぃぃいぃぃっ!!!」
アナにとっての性感帯であるヘソの穴が、汚らしい生き物に犯されてゆく。
オスカーは無数の細い針をヘソに突き刺してそこから血を吸い出した。
一本一本の針は髪の毛よりも細いため痛みはないが、こそばゆい感覚を引き起こしはする。
血を吸われることでアナのヘソには耐え難い快楽と痒みが走った。
膣内をうねり犯す触手の苦しみと、腹部の複雑な刺激に、幼い王女の脳は焼き切れそうになっていた。
「んぎぁいぃぃぃぃぃっ!! ああああぁぁぁあぁぁっ!! へぞおおぉぉぉっ!! かゆっいだぁぁっ!! おまんごおおぉぉぉ!! へぞおぉぉっ!! へぎゃああぁぁぁっ!! だめじゃああぁぁっ!! あだまがおがしぐなるううぅぅぅーーーっ!!!」
細い腰をがくがくと震わせて粘液塗まみれのまんこをさらしながら、アナは苦痛と悦楽の狭間でひたすらに身悶えし続けた。
そんな狂乱の最中、膣内を犯していた触手が更に奥を目指して身を進めた。
先端が子宮口に達し、そこをぐりぐりと穿ほじくり始める。
最早痛みか快感かもわからない刺激で責められたアナは、破けたスカートをはためかせて大きく身を反らした。
ほとんど白目を剥いた顔は、溢れ出た体液でびしゃびしゃに濡れていた。
汗と鼻水の入り混じった液体が口に入り込み、唾液とブレンドされて宙に飛散する。
股間からも体液と粘液の混合物が糸を引いて滴り落ち、石の床に水溜りというには粘度の高い染みを広げていた。
その時、ずっと待機状態だった残りの触手が動き出した。
アナを苗床として適格と判断したらしいチャーリーは、更なる産卵場所を貪欲に求めた。
触手の一本は、当然のように慎ましくすぼまった排泄腔を見つけ出し、そこを抉じ開けようと蠢いた。
強引に引き伸ばされたアナルの中に触手の先端が身を沈めていく。
アナの腸内はすぐに粘液の滲む軟体に埋め尽くされてしまった。
「おじりまでぇぇえぇぇーーーっ!! ふぐうぅぅっ!! ぐるじいぃいぃぃぃっ!! だずげてええぇぇぇぇっ!!」
とうとうアナは口から泡を吹き出し始めた。
ヘソと尻穴とまんこを蹂躙されているその細い肢体に、追い討ちをかけるように残りの触手が絡みつく。
2本の触手は窪んでいるその場所を侵入口と勘違いしたのか、両側の腋を執拗に責め出し、最後の1本は大きく開いた口へと侵入した。
「んぐぼぁっ?! んんむううぅぅーーーっ!!」
口腔の内を我が物顔に這い回られ、気色の悪い粘液をこれでもかと擦りつけられる。
喉奥まで入り込まれて窒息しかけたアナは、反射的に触手へ噛み付いてそれ以上の侵攻を阻止した。
ぶよぶよとした柔らかい魔獣の肉が口内で暴れ、それを押さえる歯の隙間からは粘液と唾液がだらしなく垂れ流れた。
「いぎひいいぃぃぃっ!! ぐひいいぃぃぃぃーーーーーっ!!」
人間性の欠片もなく触手の入った口から獣声を上げたアナは、もう意識を残しているようには見えなかった。
苗床の限界がすぐそこまで来ているのを悟ったのか、チャーリーの本体が大きく蠕動した。
それは自らの体内で生産した卵を、産卵管である触手を通じて相手へ送り込むための動きだった。
事前に卵巣を取られているチャーリーには無駄な行為でしかないが、それを理解できるだけの知性を持たないのだから仕方がない。
しかし卵は送られなかったが、卵を保護するための大量の粘液が注入された。
アナの全身を犯す5本の触手の表皮が根元から波打つ。
波は見る見るうちに先端部へと向かい、ついには一斉に到達した。
瞬間、触手の先から大量の粘液が放出された。
「んぶぐうぅうぅぅぅううぅぅぅぅーーーーーーーーっ!!?」
膣に注がれた粘液は子宮の中まで入り込んで汚し、尻を満たしたものは収まり切らず穴の縁から漏れ出した。
両の腋を襲っていた触手からもびゅるっびゅるっと粘液は噴き出して、淡く膨らんだおっぱいをどろどろに汚辱した。
そして口の中に放たれた粘液は一瞬にして口内を満たすと、だらだらと外へ溢れ出した。
「んぐうぅっ?!! ――――ごくっ! ごくっ!!」
大量の粘つく液体に喉を埋められたアナは、息をするために邪魔なそれを飲みこんでいく。
喉を鳴らして全て嚥下してしまうと、触手を口に入れたまま地下の冷たい空気を貪り食らった。
機械的に肺へ酸素を取り込むアナの目は光をなくして死人のようだった。
卵を産みつけ終えたと勘違いしたチャーリーが触手を戻し始める。
膣とアナルの栓が無造作に引き抜かれた途端、白濁した膨大な粘液が流れ出てきた。
粘度の高いそれは時間を掛けて床に滴り、あるいは太股を伝って足先まで汚していった。
前後の穴から触手が抜けた拍子にアナの腰がぶるりと震えて、尿道口からちろちろと黄色い汚水が垂れ流された。
口からも触手が抜かれると、後には粘液でてらてら光る白く小さな顔が残された。
アナは白目を剥いて完全に気絶した。
その腹ではまだオスカーがヘソからゆっくりと吸血していたが、感覚が麻痺してしまったのかピクリとも反応しない。
鎖から力なく垂れ下がった細い肢体は、粘液を吸って重くなった襤褸切れのような服を纏わりつかせて、ゆらゆらと揺れ動いていた。
静かになったアナの残骸を、小太りの男は満足そうに眺めていた。
これで初心者用の責めは終わった。
近いうちにもう少し上級の責めが再び王女を襲うだろう。
どこまで壊れずにいられるか楽しみだ。
小太りの男の耳障りな哄笑が、饐えた臭いのする地下室に響き渡った。
現在値