東の森へとやってきたガクたちは森の奥へと足を踏み入れる。その度に濃くなる瘴気にガクは当たりだなと笑う。腕に抱えていたリクが少しぐったりし始めたのでテンがリクの手を繋いで瘴気を中和させる。少し視界がひらけた場所についたところでガクが足を止めてリクに悪魔の所在を聞く。「さて、随分奥まで来たが目当てのはまだ先か?」 「ううん。ガクさん近いよ」 「・・・っガク!下だよ!」 「うおっ!?」テンの指示があと一歩遅ければもろに攻撃を受けていたと思うと少し冷や汗ものだった。そんなガクたちを嘲笑う声が響く。「ヒェヒェヒェ・・・おしいおしい。もう少しで傷つけられたのになァ?」 「なんでこう、頭のおかしい笑い方するのばっかなんだよ・・・」 「悪魔だからでしょ。」 「悪魔だからだよー!」 「そうか。」 「それで完結されるのは不本意だなァ・・・」