暫くして呼吸が落ち着いてきて「もう大丈夫…ごめん」という天の声を合図に楽は背を擦っていた手を止めた「‥‥お前に、見てほしいものがある。」「‥っ‥‥見て‥ほしい‥もの?」あぁ。楽は頷いてポケットからメモ用紙を取り出して天の目の前に差し出した。「こ‥‥‥れ‥。」渡されたメモ用紙は 紛れもなく陸の字をうつしだしていた。『 天にぃへ。天にぃには、沢山味方がいるよ。 IDOLiSH7の皆もRe:valeも。何よりTRIGGERの二人がいる。マネージャーも恋人のファンも。だから一人じゃないって事を忘れないでほしい姿が見れなくなったって 声が聞けなくなったって おれはずっと天にぃのファン第一号だってこと覚えていてくれたら嬉しいな。俺のために泣いてくれてありがとう 俺を見つけてくれてありがとう 思い出を俺にくれてありがとう 本当のことはなしてくれてありがとう。アイドルの天にぃも おれの兄の天にぃもだいすきだよ。おれはてんにぃになにもあげれなかったけど 天にぃやみんなからたくさんの愛をもらったイルカのキーホルダーのタグを見て マジックペンはもてなかったから ちいさいけどおれからてんにぃにプレゼントいっぱいめいわくけかけて、 いっぱい心ぱいかけて いっぱいなかせてごめんなさい。おいていってしまうおれを いつもみたいにしかっていいよ。だいすきだよ。てんにぃまた、あおうね。またオムライスとホットケーキつくってね。だいすきばいばい ななせ りく』