「天にぃ!一織!そんな所にいないでここに来ないよ。」「‥‥‥まったく、あ、あなた酸素マスク外れてますよ!駄目じゃないですか!!ほら、ちゃんとして下さい!!」「なんか、一織‥天にぃみたい。さっきも、天にぃ直してくれたんだよ。」「私をあの小姑と一緒にしないでいただけます?」「何か言った?」「いえ何も。」「ほら、天にぃ達の分のももりんジュース!!」「‥ありがとう」「‥ありがとうございます」お礼を言うと、陸がお日様のように笑えば 皆が頬を緩める。個室に12人なんて、凄く人数が多いけれど 誰一人かけずにまた、こうして集まって話せるこの時間がとても幸せだと思う。今この瞬間がもしかしたら無かったかもしれない未来だったらと考えるとこわいけれど君が笑っていてくれるなら 僕はそれだけで幸せと呼べる未来なのかもしれない。