ミザイ「やっぱりな…」
9 名前:名無しさんの次レスにご期待下さい@無断転載は禁止 (ワッチョイ 0e4b-NpNI) :2016/06/30(木) 07:09:31.04 ID:a7xdP63p0
サッチョウ「息が詰まる 2人共口論するだけで勝手に解決してしまう」
ミザイ「船の中まで本職でいつ必要はないんだぞ」
ミザイ「ま、お前の言うとおりだビヨンドの監視に3人は多いな」
ミザイ「だが1人は国王軍のサポートでは無く5層でいざこざに対処してくれないか?」
サッショウ「分かった」
―1層王子個室部屋―
部屋で蹲るフーちん
フーちん(言えなかった…)
フーちん(継承戦なんてしたくないっ)
フーちん(2人で生き残ったってカーちんは最後にあたしを殺すに決まってる)
フーちん(あたしはカーちんの本性を知っている)
フーちん(…寂しがり屋で活舌な女の子…)
フーちん(ただ自分に危険が迫ると見境なくなって…)
―回想シーン―
背中に虫が止まり泣きわめくカチョウ
直ぐに虫を追っ払うフーちん
カチョウ「っざけんなよ!!」
フーちん「えっ…?」
10 名前:名無しさんの次レスにご期待下さい@無断転載は禁止 (ワッチョイ 0e4b-NpNI) :2016/06/30(木) 07:09:54.08 ID:a7xdP63p0
カチョウ「何してたんだテメーは!直ぐ傍に居んだったらもっと早く気付け!」
カチョウ「使えねーんだよこのボケ!!平静気取るなブスッ!!」
戸惑いながらも微笑むフーちん
フーちん(死ぬのは怖いよ…でもやらなくちゃいけないんだよね…)
―4層5層間の連絡階段―
警護A「おいおい…もうザコ寝してる奴らがいるのかよ」
警護B「これも仕事の内だからな」
寝ている一般乗客者に声を掛ける警護
肩を揺するとズッと首がその場に落ちる
上半身に多数の穴が空いている
警護A「!!?」
警護B「うわっ?」
警護A「直ぐに他の警護の奴等に知らせろ!!」
警護A(一体なんだってんだこりゃあ…)
5層に降りて辺りを見回す警護A
警護A(やけに静かだ…とても歓喜に満ち溢れていた客が乗船しているとは思えない)
警護A(なにが起こっているんだ…!!)
12 名前:名無しさんの次レスにご期待下さい@無断転載は禁止 (ワッチョイ 0e4b-NpNI) :2016/06/30(木) 07:10:14.30 ID:a7xdP63p0
―5層倉庫―
警護が大勢倒れている
フィンクス「これで終わりか?」
フランクリン「偉業を達成する船とは思えない警備だな」
フィンクス「お宝は上にあるんだろ」
カルト「王子と一緒に在ると考えるのが普通だね」
倉庫を出ようとするフィンクス達
その瞬間ゴワッっと強風が吹く
フィンクス「あ…!?」
目の前に巨大な蚊の形をした念獣
13 名前:名無しさんの次レスにご期待下さい@無断転載は禁止 (ワッチョイ 0e4b-NpNI) :2016/06/30(木) 07:11:47.62 ID:a7xdP63p0
―説明描写―
(この世にはありとあらゆる宗教が存在する)
(人は神秘的な力、超越的な意思、目に見えない何かを信じたくなる生き物である)
(ある地域では種の進化を促すべく呪術の力を用いさまざまな現象を起こそうとする者たちがいる)
(別称は様々だが中に蠱毒と言う術式が存在する)
(生け贄を要求する呪術であり百虫を壺に閉じ込め共食いさせる)
(他の生命エネルギーを貪り死臭が漂う棺桶の中で1匹のみ)
(生き残る…!!)
(生き残った王の力を借りて得られる力は迷信なれど大いに崇められている)
フィンクス「こいつが念だとっ!?」
フィンクスが腕を回し大量のオーラが拳を包む
15 名前:名無しさんの次レスにご期待下さい@無断転載は禁止 (ワッチョイ 0e4b-NpNI) :2016/06/30(木) 07:13:00.05 ID:a7xdP63p0
―説明シーン―
(壺の中にはありとあらゆる虫が放出される)
(百足 蜂 蠍 蜥蜴 蟻 蚊 甲虫 蚯蚓 鼠 蜘蛛…)
(百虫の中でも特に強力なのが毒を持つ虫)
(それは百足や蜂、蜘蛛等が該当される)
(過去に行われた蠱毒の儀式でも例に挙げた虫が生き残る確率が高いと証明されている)
(だが…)
壺の中で他の虫に押し潰され身動きが取れなくなっている蜘蛛
(何百と重なる虫の重圧により逸早く狙われるのは他でなく蜘蛛である)
(故に蜘蛛は…)
ヒュン…ドス
右肩まで切断され左肩に穴の開くフィンクス
狙われた蜘蛛…!!
更にスポーツ選手を見て落胆してしまう。