タイムカプセル
20世紀が終わりに近づいていたころ、テレビでも新聞でも「この100年間を振り返る」という特集がありました。人間の寿命はだいぶ長くなりましたが、次の特集を見ることができる人はそんなに多くないでしょう。でも、専門家の話では医療技術が進歩すれば、人間の寿命もある程度延ばすことが可能だそうです。それに、人間を冷凍しておいて、何百年も後に元に戻すこともできるようになるそうです。本当にそんなことができるかどうか分かりませんが、もし私が冷凍人間になったら5千年後にしたいことがあります。
大阪城公園に埋められているタイムカプセルが6970年に開けられる時に、そこに行ってみたいのでし。このタイムカプセルは1970年に大阪で開かれた万国博覧会を記念して造られたものです。「注」新聞によると、直径1メートルくらいの球が2つ埋められていて、その中に当時の科学技術や生活、社会、芸術のことが分かるような物が入っているらしいです。
5千年もたつと埋めてあることを忘れてしまうかもしれないし、中の状態も心配なので、2つのうち1つは100年ごとに開けることになっています。20世紀の最後の年にも一度開けられましたが、中身は大丈夫だったということです。5千年後の人はこれを見てどう思うのでしょうか。その感想をぜひ聞きたいのです。