「どうした? 何か感心するような事を 言ったか?」「いや、スバルって忍の事については 厳しいのに、割と人づきあいについては 一般的な事を言うんだな」「主どのとの龍輪功は、公の行為になるが、 男女が肌を重ねるという事は私の行為だ」「出来る事なら気持ちを通じさせた方がいい… と言うのが、昔頭領様に言われた言葉でな。 私もそれには同感だ」「なるほどなるほど… それでスバルは通じ合わせた訳だ」「な、何を考えてる? ニヤニヤしながら言うなっ!」「でも、ま、それは同感かな。 きっかけはどうあれ、ハルカさんともナリカとも 距離はずいぶんと近くなった気がするし」「それに、いつまでもスバルに呑まれっぱなしってのも なんか、しゃくに触るし」「と、思うなら実践あるのみだな」「余裕があるなあ…それじゃあ……」「まずはキスから…だったな」目を細めるスバルの口元に向けて、俺は閉じた唇を伸ばしていった。「チュッ…チュッ… チュルッ、チュッ…」「んッ…チュッ…チュルッ!」唇を軽く触れて吸い合わせ、そして甘噛みするように、開いたクチビルを擦り合わせる。数回吸い合った後、俺の方からスバルの口内に舌を滑らせる。「チュッ! チュルッ…チュッ…ピチュッ…」頭の中にあるキスの知識と経験を総動員して、スバルの中に舌を動かす。並んだ歯の前後を擦り、柔らかな頬の肉をかき混ぜると、スバルの喉奥からくぐもった喘ぎが響いた。