2人の歌声に、リナとかれんの歌声が加わった。 恍惚としていたアクア・レジーナの表情に笑みが浮かぶ。リナたちの歌声の力で、彼女にとっての理想の世界が目の前に広がっているのだろう。「リナ、かれん。幻に負けないで、もっと、心を強く持って……」 アクア・レジーナの訴えを意に介さずに、かれんとリナが明るい歌声を弾ませる。 アクア・レジーナがミケルを恍惚とした表情で見つめながら、だらしなく頬を緩ませる。幻と分かってはいても、理想の世界で絶対神にすべてを委ねる快楽が彼女の思考を犯しつつあることが傍目にもわかる。 そうこうしている間に、るちあとノエルのパートが訪れる。 るちあはノエルとともに、蘭花によって与えられた幸せを載せた歌を紡ぎはじめた。「くひぃ!」 下品な声とともに、アクア・レジーナが股間を抑えた。重責や悲しみを捨て去り、主が与える快楽にすべてを委ねる感覚が、海の女神の体と心を刺激している証だ。「や、やめて。ノエル、るちあ。どうか、どうか正気に戻って」(私たちは正気だよ、アクア・レジーナ様) 思いを込めて、るちあは歌を続ける。自分は正気を失ったわけでは無い。蘭花に与えられた新しい幸せの形に従い、自分の意思で動いている。(だから、私たちの幸せを一杯感じて) 蘭花に与えられた幸せを歌声に乗せ、るちあは歌う。性器を抉られ、その奥を男根で叩きつけられる感覚を歌に乗せ、アクア・レジーナに放り投げる。 るちあ達の歌声に合わせ、股間を抑えたアクア・レジーナの吐息が荒くなっていく。不可思議な力で秘所を弄ばれる感覚に体高ぶりを抑えられないのだろう。気づけば、ドレスの胸元に新たなふくらみが出現していた。るちあ達の歌声で興奮し、勃起した乳首がドレスを持ち上げているのだろう。折角だから、歌の力で乳房と尻肉も徹底的にほぐすことにする。「ずいぶん、良い表情をするようになったではないか、アクア・レジーナ」 マーメイドプリンセスの歌声をBGMにして、ミケルがいう。「少なくとも、私に屈服することを過ちと考える者の表情ではない」「は、はへ……」