私には5歳年下の妹がいます。まったくスレていなく、今時には珍しい大人
しい、しとやかな女の子です。私はそんな妹が大好きです。妹としてではな
く、1人の女の子として愛しています。でも、それは片思いであり、妹は兄で
ある私のそんな感情など知る由もありません(多分)。また、意気地の無い私
も、そんな思いを妹に伝えられずにいます。
私が6歳のときに父親が亡くなりました。その時、妹はわずかに1歳。父親
の思い出などほとんどありません。そんな妹は父親が恋しいのか、よく私に
体を摺り寄せてきたり抱きついてきたりします。これが、父親代わりの兄と
してではなく、1人の男性として抱きついてきてくれているのであれはどんな
に私は幸せな事でしょうか。私は兄のフリをして、妹を1人の女の子として抱
き返します。こんな時は、うれしいやら、自分の思いを伝えられないもどか
しさ等で複雑な心境になります。
妹のからだに対して行った行為は、今までに2回だけあります。それは、妹
の唇へのキスと、秘部への愛撫です。両方とも妹が寝ているときでした。私
の家は母子家庭と言う事もあり、広い家には住めず、妹と私は、布団をなら
べて同じ部屋に寝ていたのです。
私が17歳、妹が12歳のときの事でした。ある晩、夜中に目が覚めた私は、
何気なく、となりに眠っている妹に目をやりました。すぅ、すぅ、と可愛い
寝息をたてている妹を見ると、それがとてもいとおしく思え、胸がきゅうっ
と痛くなり、気が付くと、妹と唇を重ねていました。うまれて初めてのキス
でした。唇がこんなに柔らかくて暖かいものであるのだと、そして、キスが
こんなに肉体的にも、精神的にも気持ちの良いものなんだという事を知りま
した。唇がムズがゆかったのか、んんぅと鼻声をあげて、手のひらで唇をぬ
ぐい何度も起きそうになる妹をやりすごしながら、私は、時間をかけて、何
回も何回も、その夜は、妹にキスをしました。次の朝は、恥ずかしさと、お
そらく奪ってしまったのであろう妹のファーストキスに対する罪悪感から妹
と、まともに目をあわせる事が出来ませんでした。
おそらく、同じくらいの時期だと思います。夏でした。クーラなどという
ものは贅沢品であり、滅多に動かす事の無かった私の家では、真夏の猛暑で
もクーラを動かして寝ません。防犯上の都合から、窓も閉め切って寝ます。
今から考えれば、非常に寝苦しい想像を絶する熱帯夜の日々でした。ある晩、
あまりの寝苦しさに目を覚ますと、隣の妹は、寝るときには羽織っている薄
手の毛布を完全に自分の場所から投げ出していました。それだけでは暑かっ
たのでしょうか。パジャマのズボンも足首まで下げた状態で眠っていました。
はじめは私は「なんて格好って寝てるんだ」と笑っていました。しかし、あ
らわになった妹の白いパンツ姿を見た時、私に魔がさしました。生唾をのみ、
心臓をどきどきとさせながら、私の手を、ゆっくりと、妹の股間にあてがっ
たのです。最初は触れる程度に。そして、しっかりと。それでも起きない妹
に、私はやがて、その手でゆっくりと秘部を愛撫し始めました。その当時は、
「愛撫」等という洒落た名前など知らず、ただ単に、本能の赴くままに、妹
の秘部を「揉んで」いました。今から思えは、機械的で単調な愛撫でした。
10分ぐらい経過したときです。妹の秘部から、くちゅくちゅという音がし始
めました。その当時は女の人の「濡れる」と生理現象も知らず、「私の手の
熱さで秘部が汗をかいたのかな?」などと思い、そこで行為を止めました。よ
く考えると女の人は眠っていても、感じて、濡らす事で出来るのですね。男
も同じですか(笑)。
幸か不幸か、妹に対して、これ以上の事はしていません。私は、就職のた
め、18歳で家を出て東京に住み始めました。妹が13歳のときです。それから、
仕事が忙しく、6年間実家に帰る事がありませんでした。この間、6年ぶりに
家に帰ったときに、一番驚いたのは、19歳になり、美しく成長した妹の姿を
見たときでした。腰まで伸びた、まっすぐな黒髪。透き通るような白い肌。
東京で、ちりちりに痛んだ茶髪、そして真っ黒でかさかさに荒れた肌のコギ
ャルばかりを見ていた私の目に、とても新鮮に映りました。そして、「あぁ、
やっぱり僕は妹を愛しているんだな。」と強く再認識しました。
私は、風俗で童貞は捨てましたが、未だに他の女の人を好きになれず、素
人童貞のままです。